今年も残すところあと僅か。
今年アップを予定していてなかなかできなかったのが音楽ネタである。
そこで、今年最後のアップで紹介してしまおうと思う、題して
「おいらが愛聴した音楽ベスト5」である。
第5位 『UTAU』 大貫妙子 & 坂本龍一発売は昨年11月10日だったんだけれど、今年前半の愛聴CD。
以前にも何度か紹介しているけれど、教授の奏でる旋律と大貫妙子の絶妙な声質がマッチして、本当に美しい音楽がそこに存在している。水面に落ちた水滴が広がっていくような、そんな作品。
第4位 『with you』 鈴木重子&木住野佳子2011年1月26日発売。鈴木重子久しぶりのアルバムだったんですが、木住野佳子のピアノとの相性は抜群。1曲目の「My Favorite Things」から曲同士がつながっているような感じで、メドレーのような、大きな作品のような印象を与えてくれる。なかでも8曲目の「蘇州夜曲」は最高。ひとつひとつの曲がボーカルとピアノで素敵な余韻を残してくれる、素晴らしい作品。今年4月1日には六本木のスイートベイジル139で行なわれたライブにも行った。相変わらずのスローテンポが嬉しかったですな。
第3位 『安全地帯XII 〜清く正しく美しく〜』 安全地帯2011年9月14日発売。そうそう、よく言われるんですな、チューリップやら小田和正やら鈴木重子やらを愛聴しているにも関わらず、なぜ『安全地帯』なの?と。周囲の人はそれが不思議らしい。まぁ、わからんでもないが、おいらの中ではおおよそ不思議でもなんでもない、明快で歴とした理由がある。それは「曲として素晴らしい」からに尽きる。
恐らくタイトルを見て、ジャケットを見て、「おいおい安全地帯(というか、玉置)は本当にどこいっちゃうんだ!?」と、落胆にも似た驚愕でもって受け止めた人は相当数いたに違いないのである。そしてご多分に漏れず、おいらもそう思ってしまった。中国語も書いてあるしハングルもあるし、サイコロあるし、剣と鉄砲持っちゃってるし、ちょっとどっち向いちゃってるのよ、と思った。そしたら
無茶苦茶いいんだ、これが。アルバムの構成、曲のアレンジ、噛みしめるほどに味わいが出るように聴かせてくれる。1曲1曲もさることながら、今回のは特にアルバム全体がひとつの作品というか曲として云々よりもアルバムとしての存在、流れがいちいち腑に落ちて、おいらとしては気持ちよく聴ける。
例えば、前作の『安全地帯XI』では、どこか無理に『「安全地帯」始めました』みたいなところがあったよね。『ほら、「安全地帯」でしょ』みたいな。確かに安全地帯っぽさは感じたけれど、でも感じるクォリティが昔のように、とはやっぱりいかないんですよ。歌詞松井五郎じゃないし。
でも、今回は違う。
とにかく前回のような「いい作品」ではない、本当に「いい作品」を作っていこう、という意思が滲み出ているよう。例えば、4曲目「ビリケツ×ケチャップ」の冒頭の小芝居みたいなやつとか、6曲目「なにもないイス」の冒頭のブラスバンドとか、10曲目「無力の剣」の玉置と青田の絵本読みとか、人によっては認められない所なのかもしれないけど、おいら的には聴けば聴くほど「これアリなんじゃない?」と思えてくる。ラストの「清く 正しく 美しく 」は広がりのある曲で、エンディングに相応しい。そして、このアルバムをリピートして聴いていると気づくのだが、「清く 正しく 美しく」のエンドのメロが、そのまま1曲目につながっているという輪廻的な作り込み!作品に惚れますわ。
意味なんて考えるな。理屈で聴いてはいけない。そんな一枚。

ところが、今年の安全地帯はここでとどまらなかった。
第2位 『安全地帯XIII JUNK』 安全地帯2011年11月16日発売。なんと矢継ぎ早に次の作品を用意していた。しかも玉置ソロの作品を安全地帯でカバーした作品。単なる企画物と思うなかれ。これはもうひとつの安全地帯のオリジナルではないかと思えるようなパワーとかっこ良さに溢れていた。そう、玉置のボイスがすごいパワフル。それが安全地帯の演奏によって補完され完成されたというか。実は玉置ソロってあまり聴いてなかったんだけど、これを聴いてその魅力を再認識させられました。この中で一番のお気に入りは「Honeybee ~松本史郎歌謡ショー・ロイヤルゼリー~」。かなりエロい曲なんだけど(笑)カッコいい。まさにエロカッコいい。冒頭、松本史郎歌謡ショーの寸劇みたいなのが始まり(それはそれで笑えるのだが)、それに重なるようにイントロが始まる。それがね、カッコいいですな。もうね、この発売後はこのアルバムばかり聴いております。
第1位 『どーも』 小田和正2011年4月20日発売。とは言っても、まぁ、今年はこれでしょうね。捨て曲なし。それが証拠?に、今年行なわれたライブではこの新作からの曲を全部やったんだから。すごいですよ。財津和夫なんて久しぶりにアルバム出しても2曲ぐらいしかやらないのに。今回の『どーも』なんですけれどね、前作「そうかな」から6年経ってますが、『そうかな』の時はなんかドキドキしたというか聴いているこっちが思わず姿勢を正してしまうようなところがあったんですね。さぁ、聴くぞみたいな。今回の『どーも』は、非常に安心して聴けるといますか、楽に聴けます。身構えずに自然と聴ける。イージーリスニングとして最適なんですな。ファンにとってはもしかしたらそれは物足りなさにつながるのかもしれないけれど、おいらとしてはとても心地よく、ふとした時に「あ、聴こうかな」と思えるのがいいですな。これもまたアルバム全体で聴いていただきたい作品です。

というわけで、今年おいらが愛聴した音楽ベスト5でした。
今年もあとわずか。皆さん、良い年をお迎えください。
posted by しろやん & いなやん at 23:59|
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